<その8> 高性能を立証 「実測と数値が示す安心」
住宅会社の示す住宅性能の数値は、カタログ上の数値に過ぎないケースも多くあります。 重要なのは、実際に完成してこれから住む家の数値がどうかということ。 机上の計算ではなく、実測して検証、調整をしないと意味がありません。 「FPの家」は、気密測定、換気風量測定、室内環境測定の3つで安心を約束しています。
<減圧法>
高性能住宅の条件である気密性能は施工精度に大きく左右されるため、1棟ごとに測定しなければならず、 全棟測定が条件となります。 「FPの家」で実施している気密測定は「減圧法」と呼ばれるもので、室内の空気を送風機で外部に排出し、 室内外に生じた圧力差と空気の漏気量を測定器で測定して判定します。
気密性能が高いかどうかはc値の数値(1㎡当たりのすき間の面積)で判断出来ます。 この数値が小さいほど、気密性が高いつまりすき間の少ない家ということになります。 気密性にこだわるメリットとは、断熱性能向上や内部結露対策の面もありますが、 最も大きなメリットは、「正確な施工が担保される」という点です。 施工が雑だと気密性は出ませんよね。
気密性に配慮されていない工法のc値は・・・9㎠/㎡ 平成11年度の国の省エネ基準の地域別のc値基準は・・・ 静岡地区は・・・5㎠/㎡ 東北・北海道は・・・2㎠/㎡
(当時の「FPの家」の実測全国平均) <参考> c値9㎠/㎡というと、1m×1mの面積の中に3cm×3cmのすき間があるということになります。 30坪(100㎡)の家にした場合、3cm×3cmのすき間が100個もあることになります。 c値05㎠/㎡の場合は、7ミリ×7ミリのすき間が100個ということになります。
「FPの家」はすべて実測での全国平均値が・・・0.44㎠/㎡(平成28年度) この数値を年間の暖冷房費に換算すると0.44㎠/㎡と9㎠/㎡では約2~3倍かかることが 想定されます。
高気密・高断熱の家を選ぶ目安として、完成時に実測測定を実施しているかどうかが 見分ける大きなポイントとなると思います。
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