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からだにいい家のつくり方Vol・2

こんにちは。

今回は、「からだにいい家のつくり方」の2回目として、前回お話致しました家の換気の システムについてご紹介させていただきます。

最近の住宅は、高気密・高断熱化してきて、co2の濃度を一定値以内に抑えるため、2時間に1回は 家の中の空気を入れ替えることが法律で義務付けられているということを前回ご紹介しました。

その空気の入れ替えの仕組みが大きく3パターンに分かれています。 それぞれに特徴があり、建てる家の工法・構造によって使っているシステムが違います。

そのシステムの特徴やメリット・デメリットについてご案内したいと思います。

上図の様に、換気システムには3パターンあります。

■第1種換気システム <メリット> ・給気する側も排気する側も機械を使うため効率良く換気が可能 ・熱交換器等を組み合わせれば、省エネにも効果はあります。 ・高気密住宅でない住宅に採用する場合でも効果がある。

<デメリット> ・初期費用が高くなる。 ・熱交換機器等を採用すると更に費用がアップ   (1種換気システムに必ず熱交換器が付いている訳ではないので注意) ・24時間作動する機械が多いため、ランニングコストもアップ ・機械が故障した時の修理費や寿命が来て交換する場合の費用が大きい ・天井裏等の見えない場所に設置する設備が多いため、交換の際の工事が大掛かりになる可能性大

■第2種換気システム <メリット> ・給気の際に空気コントロールができるので、病院等に適している。

<デメリット> ・給気の際、気密性がないと壁内に入り込み壁内結露を起こしやす。 ・住宅にはあまり採用されていないシステム。

■第3種換気システム <メリット> ・比較的安価で一番採用されているシステム。 ・初期費用、ランニングコスト、メンテナンスコスト共に安価で済む。

<デメリット> ・気密性の悪い住宅だと十分な換気機能が得られない。

以上、換気システムにも色々なシステムがあり、それぞれに特徴があるんだということが お分かりいただけたでしょうか?

良い部分だけをみて飛びついたら、それ以上のデメリットや負担が付いて来る可能性も十分に あります。

それぞれの特性を十分に理解して、ご自分の要望に合った適切なシステムを選択しましょう。 (第1種換気システム採用の住宅を第3種に変更したいという場合、換気能力等で不可の場合  がありえますので、ご注意下さい)

それでは、「FPの家」の換気システムはどの換気システムなのかというと・・・・

第3種換気システムを標準採用としています。 初期費用、ランニングコスト等が抑えられることがメリットです。 ただし一般的な第3種換気システムではなく、ダクト式第3種換気システムという独自の システムを採用しています。

汚れた空気をダクトで集めて1ヶ所から外に排出するシステムです。 廊下やクローゼットなどの外気に接してない場所の空気も確実に換気できるメリットが あります。 (気密性が高いので可能なシステムです。)

ストローでコップのジュースを飲むとき、吸い込むとジュースは口の中にしっかりと入ってきますよね。 もし、ストローの一部に穴があいていると、ジュースは思ったほど入ってきません。 家の気密性も同じことです。

配管やコンセントの穴の隙間までしっかり塞ぎ、C値全国平均0.4という超高気密住宅の「FPの家」ならば、 第3種換気システムのデメリットは全く気にせず、メリットのみを活かせるのです。 *第1種換気システムをご希望の場合、熱交換型の第1種換気システム対応可能です。

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