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からだにいい家のつくり方vol・5

いよいよ梅雨に入りましたね。 今年は、海水温度が高く大雨が降る可能性が高いそうです。

コロナ禍でもあり、マスクの着用も必要で、例年以上に熱中症の不安も高く 色々と注意することが多く心配ですね。

そんな中、お家での暮らし方も大きく変化してくるのではないでしょうか。 間取りはもちろん、生活設備機器の見直しや住宅そのものの性能などが重要な 検討項目の最上位にランクされてくるかもしれませんね。

ヒートショックという言葉を聞いたことはありますか? 急激な温度変化によって、血圧や脈拍が大きく変動するダメージのことです。 心臓や血管に負担がかかり、心筋梗塞や脳挫傷、脳卒中などの引き金にもなります。

平成22年のデータによりますと、主な死因別死亡の割合は、悪性新生物(癌)が29.5% 心疾患、脳血管疾患で26.1%にもなるそうです。

悪性新生物による死亡は、男性は70代から女性は60代から減少し、心疾患や脳血管疾患 が増える傾向の様です。

また、我々が住む東海地域は、全国で2番目に高い死亡率だそうです。 四国や九州、沖縄と温暖地が上位をしめていて、北海道や東北等は全て下位にランクしています。

温暖地ほど断熱性能の悪い住宅が多いことが起因ではないかといわれています。 ある1年間のヒートショックでの死亡者が、交通事故志望者の3.6倍にもなるそうです。

日本には、昔からこたつや囲炉裏といった暖を取るための設備がありました。 ほとんどが、人がいる場所、空間のみを暖めるというスポット暖房ですね。

暖かく暮らすことに対して日本人の意識は海外と比べて低いのかもしれませんね。

私たちは、いつまでも元気に生活するために、体に良い食生活をしたり運動したり または、禁煙・禁酒と日頃から努力をしているものの「暖かい家に住むことが健康 につながる」という考え方はまだ浸透していません。

ヒートショックを防ぐことはもちろん、全体的に健康状態が良くなって、咳や 喉の痛み、肌のかゆみなどの日常の諸症状から、アトピー性皮膚炎、気管支喘息 高血圧などの持病まで、断熱性の高さと比例しながら症状が改善しています。

″長く健康で暮らすためにも、暖かな住まいは極めて重要” といえます。

高断熱の家は寒い冬にだけしか効果がないの? と疑問を持つ方もおられるでしょう。 夏は、冷房を弱モード運転にして体が冷えない様に布団をかけて寝るのが良いです。 「FPの家」に暮らす方で1年中同じ布団で過ごされる方も多いようです。 1年を通して寝室が快適な温度に保たれているからなんです。 これも、「FPの家」の図抜けた高気密・高断熱の性能だから可能なんですね。

また、高気密・高断熱の家は遮音性も高く、外の音も気にならずに安眠できるという 声も多く聞きます。

これからの季節心配な熱中症に対しても、省エネルギーで室温を快適温度に保って くれるので安心です。

高気密・高断熱の家は、省エネばかりでなく健康にも大いに役立つということですね。

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