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耐震はどこまでやればよい?

こんにちは。 今日は、あいにくの雨模様。 コロナウイルスの影響もあって、外出もままならないという方も多いと思います。

早く平常な生活に戻りたいですね。

自然災害が発生した時も、平常が無くなり不便な生活を強いられる事になってしまう可能性は大きいと思います。 今から、備えられることは準備しておきたいですね。

「我が家の耐震性」は重要な1つですね。

現在新築するときは、「新耐震基準(1981年制定)」が適用されます。 この基準では、「震度6強から7の大規模地震で倒壊・崩壊しないこと」 「震度5強程度の地震ではほとんど損傷しないこと」 が明記されています。

しかし、「大きな地震の後も住み続けられること」とは明記されていません。 つまり、法律を守っても地震に強いとは言い切れないのです。

では、地震に安心出来る耐震性をどう判断したらよいのでしょう?

それには、住宅性能表示制度が定める「耐震等級」を目安にすると良いと思います。 家を建てる人が耐震性能について比較検討できる様に3段階に分けた指標です。

「耐震等級1」が、前述の新耐震基準を守ったレベル

「耐震等級2」は、新耐震基準の1,25倍の強度を持った家

「耐震等級3」は、新耐震基準の1,5倍の強度を持った家   になります。

具体的には、耐力壁の数を増やしたり,壁の強度を高めたり、開口部を小さくしたりして高めます。

熊本地震では、倒壊した家も多かった一方で、倒壊を免れた家も多数ありました。 それらの家の多くが「耐震等級3」で建てられた家だったそうです。

この様な実例があると、当然「耐震等級3」で家を建てたいですね。 でも、一方では強度を上げる為に、耐力壁を増やしたり、開口部を小さくしたりとプランに影響が出たり 壁の強度を上げるということは、コストにも影響が出てきますよね。

もしもの時の地震対策は、「法律をクリアしていれば」良いと」というスタンスでなく、構造計算の確認や 壁をより強固なものにするなどして、耐震性アップを検討したいですね。

地震後もご自宅で日常生活が継続できてこそ、ご家族の幸せをまもる真の耐震住宅といえるのではないでしょうか。

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